~平成28年度うみがめクラブの活動が本格始動しました~
新入生を迎え、今年も元気に活動がはじまりました。 まずは、毎年冬期に行っている手光ビオトープでのカスミサンショウオ産卵調査の追加観察をしました。一時は雨量が足りずに池が干上がったためカスミサンショウウオの幼生が大量死しましたが、何とか生き延びた個体が現在すくすくと育っていました。幼生は体長4~5 cm、変態直前のステージまで成長しています。水中にはミジンコやミズムシ、ゲンゴロウの幼虫など多種の水生昆虫が繁殖しており、カスミサンショウオはこれらの小型水生昆虫などを餌として成長しているようです。ただし、同時にアメリカザリガニやタイコウチ、ヤゴなどの大型肉食動物もおり、水面下では厳しい生存競争が行われています。 無事に成体まで成長し、再びビオトープに産卵しにきてくれることを皆で願っています。
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