まず、それぞれの参加団体が活動紹介を行った後、8人ずつ4つの班に分かれて、あらかじめ選んで持ち寄った「思い入れのある自然の風景」の写真を見せあいながら自分とっての重要な自然環境について討議しました。
次に、大学生がファシリテーターを務め、KJ法を用いたグループワークを行いました。まず『重要な自然景観はどんな場所か』というテーマでは、釣川、遠賀川、手光ビオトープといった自分たちが関わっている身近なフィールドから、小笠原、ガラパゴスといった独自の進化をした離島に至るまで、いろいろな意見が出ていました。
続いて、『守るためにどんなことができるか』のテーマでは、「ペット動物を野外に捨てない」「自分のではないゴミも拾う」といった今すぐできる身近なことから、「釣り具を買うときに一部をエコ活動に使うかを選ぶしくみ」や「自然の恩恵を受ける人間も自然に対してのマナーを守るべき」といった、社会全体で取り組むべき課題などがまとめられました。ともに環境問題について取り組んでいても、様々な視点や考えが存在し、とりくみ方の視点も異なることを学び、生徒共々大変勉強になりました。
このワークショップで、水産高校の生徒から「知ったことを伝える責任」という言葉がありました。うみがめクラブでも日々奮闘していることで、イベント等で出逢う地域の方や子供たちへ、いかにわかりやすく、楽しく、興味を持ってもらえるような伝え方ができるのか、工夫していきたいと思います。