7月4日午後、梅雨の晴れ間にも恵まれて、九州大学水産実験所・鬼倉先生と院生3名、「つやざき海辺の自然学校」・板屋先生のご指導のもと、福津市勝浦地区の奴山川(ぬやまがわ)水系で魚類相調査を行いました。奴山川は標高50mの山ノ口池を水源とし、流路延長約3.8km。下流は勝浦地区の農業用水路に連結し、ニッポンバラタナゴ等が生息しています。今回行ったのは奴山川上流部にどんな魚が棲んでいるかの調査です。
部員8名が調査にあたり、ニッポンバラタナゴをはじめ、ゴクラクハゼ・トウヨシノボリ・メダカ・ウナギ・ギンブナ・ドンコ・テナガエビ・スジエビ・モエビ・モクズガニ・ドブ貝等、多種多様な生物の生息を確認しました。最初、部員たちは慣れない網の扱いに苦労しながら川を探っていましたが、だんだんと魚が網に入り始めるや、歓声をあげながら調査に熱中しました。魚の採り方、魚種の識別、採集記録のつけ方等、貴重な実地訓練となりました。ウナギ・ギンブナ・ドンコ・テナガエビ等採集した魚の一部は学校に持ち帰り、1トン水槽に仮住まいさせています。なるべく早く新しい水槽を準備して、コモンホールに展示したいと思います。
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