~平成27年12月18日(金)カスミサンショウウオ調査保全活動会に参加しました~
今年も、絶滅危惧種カスミサンショウウオの繁殖シーズンが近づいてきました。今冬の調査開始に向けて、中央公民館で福岡教育大学倉本満名誉教授より「カスミサンショウウオの生態について」講義をしていただきました。その後手光ビオトープへ移動し福岡県保健環境研究所の中島淳先生と共に産卵場の整備を行いました。昨年掘った水路はすっかり泥に埋まり、スムーズに流れなくなっていました。たまった泥をスコップで掘り出すことで、繁殖期に十分な水が供給されます。また、昨年度産卵を確認した西岸に新たな池を掘りました。水位が高ければ水が行き来し、低くなれば独立した池として機能します。最近アライグマが多く出没し、カスミサンショウウオの成体が食べられているそうです。少しでも犠牲を減らすため、成体が身を隠す板を設置しました。
2012年に開始した調査は今年で4年目となり、手光ビオトープのカスミサンショウウオの生態が少しずつ分かってきました。講義・実習で学んだことを参考に、さらに詳細なデータを重ねられるよう、うみがめクラブ一同寒さに負けずに今年も頑張りたいと思います。
|