~カスミサンショウウオの産卵が盛んになってきました~ 12月から始めた手光ビオトープの繁殖調査は、1月下旬から卵が確認されるようになってきました。カスミサンショウウオの卵は、丈夫なゼリー状の袋に包まれた「卵のう」の状態で泥や草などに産み付けられます。1つの卵のうには、50~100個程度の卵が入っています。 卵のうをよく見ると、中の胚が成長しているのを観察することができます。水温5~10℃のしびれるほど冷たい水ですが、カスミサンショウウオは元気に育っていきます。卵のうを発見した場所にはマーキングをし、次回の調査で胚の成長を観察しています。中には、イノシシなどの捕食者に食べられて無くなってしまうものもありますが、ビオトープにはまだ、縄張りを作ってメスを待っているオスもいるので、今後も産卵は続くと予測されます。できるだけ多くのデータを取れるよう、部員一同がんばって調査したいと思います。
|