~今年もカスミサンショウウオの産卵ピークが訪れました~
12月から手光ビオトープで行っているカスミサンショウウオの産卵調査は順調です。産卵間近でお腹の大きなメスや、縄張りを作ってメスを待っているオスの姿も見られ、1月末現在、12か所で産卵を確認しました。小さいながらも豊かな環境に守られて確実に生命が受け継がれていることを実感します。 今年度は12月から1月にかけて雨量が少なかったために池が干上がり、何個かの卵嚢は成長することなく全滅してしまいました。サンショウウオの卵は卵嚢と呼ばれる丈夫なゼリー状の袋に守られているため、多少の乾燥には耐えることができますが、さすがに何週間も水のない環境では耐えられなかったようです。しかし、ようやく1月半ばにまとまった雨が降り、無事池に水位が戻りました。現在、産み付けられた卵は皆すくすくと育っています。 これから3月まで、部員一同、丁寧に調査していきたいと思います。
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