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2016年7月25日
55; ニチバラベビー孵化
~ニッポンバラタナゴの赤ちゃんが順調に育っています~
うみがめクラブで飼育しているニッポンバラタナゴは繁殖シーズン真っ只中、オスがその名の通り美しいバラ色に染まって水槽が鮮やかです。
ニッポンバラタナゴは二枚貝のエラ内部に産卵する習性があり、魚だけを飼育していても繁殖ができません。水路やため池でドブガイなどの大型二枚貝を採集し、さらに、中に産み付けられているかもしれないタナゴの赤ちゃんがすべて出るまで、数か月間貝のみを飼育します。飼育水槽には、二枚貝の餌となる植物プランクトンを大量に増やしておく必要があります。昨年はこのドブガイ飼育に失敗し、ニッポンバラタナゴを産卵させることができませんでしたが、今年は無事、数十匹の赤ちゃんたちを誕生させることができました。 ニッポンバラタナゴが絶滅危惧種になった大きな原因は、外来種タイリクバラタナゴの侵入による『遺伝子攪乱』です。遺伝子が似ているために雑種化がおこり、本州では野生絶滅の一歩手間まで深刻化してしまいました。現在九州北部の一部の地域では辛うじて純血のニッポンバラタナゴが確認されています。しかし、雑種と純血種は見分けがつかないうえ、いつの間にか外来種に侵入されている場合もあり、それぞれの池ごとに保護する必要があります。ニッポンバラタナゴや二枚貝を採集した場合は、絶対に元の池以外へは放流しないよう、ご協力お願いします。
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