~手光ビオトープで生物調査をしました~
5月19日、新しく入部した1年生と共に手光ビオトープへ行ってきました。冬に生まれたカスミサンショウウオが上陸したかどうかの確認も兼ねて、初夏の湿地帯にどのような生きものが生息しているかの調査です。
タモを使って池内を2時間ほど探索した結果、ミズムシ(カメムシ目)の仲間やミナミヌマエビ、ゲンゴロウの仲間、ニホンアカガエル、ヌマガエルの姿などが確認できました。
また、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)やサカマキガイ、アメリカザリガニなどの外来種が例年通り多数生息していました。特にスクミリンゴガイは暖冬の影響なのか昨年よりも多いのではないかと思われました。この調子で冬を越す個体が増えてしまうとビオトープだけでなく福岡県の水域に生息する様々な水生植物への影響や稲の食害などが心配です。
カスミサンショウウオ幼生の姿は水中に確認できなかったため、無事に成体へと変態して上陸したと思われます。池周辺の湿地帯で成長し、再び産卵に来てくれるまで、元気に成長してくれることを祈っています。 |