~3月上旬からカスミサンショウウオの孵化が始まりました~
手光ビオトープおよび光陵高校で飼育中のカスミサンショウウオが孵化しています。卵のう内で成長した幼生は、外鰓(顔の横に放射状に広がったえら)が完成するころに卵膜を破って泳ぎ出します。今はまだ体長1cm程度ですが、これから珪藻やミジンコなどを捕食し、体長3cm程度まで水中で成長します。生息池には、一足先に産まれたアカガエルのオタマジャクシやヌマエビ、アメリカザリガニなどが待ち構えており、厳しい生存競争を勝ち残った幼生だけが、変態して成体になることができます。 うみがめクラブでは、幼生の生残率を上げるために卵の一部を持ち帰って飼育し、ある程度の大きさまで成長させてから生息地へ放流する予定です。
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